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​おとな図工室 /  HandCrafts and Arts

2024年度 草木とともに造形する

 おとな図工室は、暮らしのものを自分で作ってみる、デザインしてみることを実践する場所です。

草木など身近な素材、日本に古くからある和紙や絵の具、染料、天然の素材は、丈夫で美しく、環境への負荷も少なく、優れたものばかりです。

便利なものや安価なものが溢れる時代ですが、自然とともに、日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり直したり。

季節の素材の扱い方、暮らしへの取り入れ方を学び合います

方法をお伝えする教室というよりは、豊かに生きるための知恵を学ぶ時間になることを目指しています。

四季の季節ごとに、月1回(第3水曜日)、3か月でひとつのタームに分かれます。

その時期の植物や天候、気分など、人と自然、日本にある素晴らしい文化や受け継がれたものなどを感じながら、

ぜひ3か月続けて受講していただけたら幸いです。

今まで通り、1回ごとにお申込みもできますが、3か月分まとめて受講されると会費がお得になります。

定員は各回ごとに異なります。

4から6名の少人数での会です。

1月、2月、3月
​「冬から春へ向かう時間」 採集からはじめる、葛つるかご編み
日本中で身近にあるけれど、邪魔者にされがちな葛ですが、野性的で自由なかごに生まれ変わります。
自然な姿を生かして、丈夫で愛嬌のある、魅力的なかごです。
作る方によっても、本当にいろいろな姿のかごになるが面白いです

​自宅では果物を入れたり、作業中のものを入れたり、庭仕事に使ったり、手仕事の大切な相棒になっています。

 

 〇1月15日(水):::かご編み基礎の会(籐で小さなトレーを編む)満席

 10:00~12:30

 会費:4,500円 (材料費込み)

 持ち物:エプロンまたは、汚れても良い服装、花ばさみ(3mm程度の枝が切れるもの)

 〇2月19日(水):::採集からはじめる葛つる編み(採集・柴崎体育館駅にて現地集合現地解散)満席

   10:00~12:00

 会費:4,000円

 持ち物:ナイロンなどの引っ掛からない素材の上下服(レインパンツとジャケットのような)、花ばさみ(10mm程度の枝が切れるもの)、つるを持ち帰る大きめの袋(紙袋でもビニール袋でもOK)、軍手、長靴

 〇3月19日(水):::採集からはじめる葛つる編み(編む)お昼休憩あり満席

    10:00~14:00

 会費:5,500円(この会のみご参加の方は材料費別途)

​ 持ち物:エプロンまたは汚れても良い服装、花ばさみ10mm程度の枝が切れるもの、軽食

​​​※それぞれの会でお申込みができますが、

はじめてつるに触れる方や慣れない方は、3回連続でのご参加をお勧めします。

​また、連続の方は優先させていただきます。

3回続きでご参加いただける、おとな図工室メンバーさんの場合、

会費は12,000円(1ターム3回分)になります。

お振込みにて承ります。

 

 ◇お申込み、お問い合わせ

 

 ホームページのお問い合わせフォーム

  または、Email:yuzunoki.atelier★gmail.com まで

  ※★を@に変えてください

 お申込み期限:各タームの初回5日前まで、または各会5日前まで

    現在は「冬から春へ向かう時間」のご参加者を募集をしています。​

 

・お名前

・ご希望講座またはご希望ターム

  例:秋から冬へ向かう時間 

・ご質問、ご相談などありましたら

 

 1ターム3回分のお申込みの場合、返信の際、会費のお支払い先をご案内させていただきます。

  yuzunoki.atelier@gmail.com​の受信設定をお願いいたします。

 

 

◇キャンセルについて

 できるだけキャンセルをお控えください。

 体調不良など、やむをえないご事情の場合はご連絡下さい。

 恐れ入りますが、キャンセル手数料がかかります。

 4日前・・・会費の50%

 2日前から前日・・・会費の80%

 当日・・・会費の100%

 

​ なお、代わりの方を見つけていただければ、手数料はかかりません。

 

 

 

季節を感じ、手を動かし、創造することで暮らしに工夫と楽しさが生まれると思っています。

 

日本画を学んでいた学生時代、暮らしながら、子育てしながら実践してきた体験や知識をもとに、みなさんからのご質問やご相談にも丁寧にお答えします。

 

また、ご参加の皆様といろいろな手仕事や暮らし方を共有させていただける時間がとても心地よいので、これからもこうした場でありたいと思っています。

 

皆様のご参加を、心よりお待ちしています。

​真鍋 百萌

​前タームのおとな図工室
・4月、5月、6月のおとな図工室
「春から夏へ向かう時間」

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 4月 和紙にこいのぼりを描く 

       4/17(水) 10:00~12:30

  付属するもの:作り方と、素材の手順書

         お母さん鯉のぼり制作キット

 

 〇5月  竹べら作りの会

       5/15(水) 10:00~13:00

  付属するもの:作り方と素材の手順書

         小さな竹のスプーンベース

 〇6月  葛で緑染めの会

    6/19(水) 10:00~13:00

   付属するもの:染め方と素材の仕様書

          下地染済みコットンハンカチ

                              

            

日が延びて、明るい季節へ向かう時間です。

4月は和紙に墨、胡粉、藍棒、など古くからある絵材を用いて鯉のぼりを描きます。

ヤマト糊で組み立て、室内で楽しむ鯉のぼりを制作します。

レッスンではお父さん鯉のぼりと子供鯉のぼりを作ります。

お越しの方へ、お母さん鯉のぼりをご自宅で作れるキットを差し上げます。

ぜひ作ってみて下さい。

5月は竹べら作りです。

先のカーブ、窪み、絵の長さなど、それぞれの方が、調理の場で使いやすいと思うデザインを考えるところから始めます。

やすりで整え、仕上げをします。

竹はとても丈夫な素材です。

長く愛用できる道具へ仕上げましょう。

また、手作りの竹製品のお手入れの仕方などもお伝えします。

お越しの方へ、小さな竹のさじのベースを差し上げます。

お家で仕上げてみましょう。

6月は徐々に緑が色濃くなっていきます。

生育旺盛な葛の葉を使って、緑染めをします。

緑の植物から緑に染める、一見簡単のように思われますが、

実は緑に染めることができる植物は珍しいのです。

瑞々しい色をご一緒に移しましょう。

染める素材は、下地染をしてお持ち込み下さい。

綿、麻、ウール、シルクなどの天然繊維が染められます。

下地染は豆乳を使って簡単に行えます。

お申し込み時にお伝えします。

​前タームのおとな図工室
・7月、8月、9月のおとな図工室
「夏から秋へ向かう時間」

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 7月 夏のグリーンリース

  作りの会 

       7/17(水) 10:00~12:30

  付属するもの:作り方と、素材の手順書

         季節のハーブティー

   ホームワークは、ご自宅でドライにして

   リースを完成させること。その際

   それぞれに合わせた追加の植物を

   お持ち帰りいただきます。

 

 〇8月  枝を使った壁掛けフック

  作りの会

       8/20(火) 10:00~12:30  ※8月のみ、第3火曜日です

  付属するもの:作り方と素材の手順書

          季節のハーブティー

   ホームワークは、蜜蝋ワックス作り。

   材料をお持ち帰り下さい。

 〇9月  小さな日本画の会

  野の草を描く

    9/18(水) 10:00~12:30 

​  ※満席につき、9/25(水)追加開催します。

   付属するもの:日本画の基礎技法テキスト

          季節のハーブティー

  ホームワークは、身近な季節の草花を

  観察すること。

                                

            

太陽と草木の力強さを感じる季節です。

7月はアトリエ庭からリースに向いている草木を自由に選んで切っていただき、

フレッシュなグリーンリースを作ります。

ドライに向く植物、薬草として効能のある植物、香り、手触りなどで植物を味わいながら草の輪にして、室内にも植物の力を

取り入れます。

そのタイミングでの庭の植物の生長具合で、種類は変わります。

8月は落ちた枝や剪定した枝を利用して、壁掛けフック作りをします。

アトリエでも大活躍している壁掛けフックです。

ご自身の生活に合ったサイズ、板のデザインを考えます。

糸鋸でカーブも切ることができます。

仕上げは木の風合いを生かして、自家製みつろうワックスで。

材料をホームワークでもお渡しします。

ご自宅の木製品用にも、蜜蝋ワックスを作ってみて下さい。

9月はアトリエで初めての日本画の会です。

日本画についてはあまり知られていませんが、天然の紙、絵の具で、目でも手触りでも楽しむことができる

日本に昔からある絵画です。

和紙に岩絵の具や水干絵の具で、秋の初めの野の草を描きます。

和紙の原料はコウゾやミツマタなど、日本に昔から自生する植物です。

岩絵の具は、鉱物や石を砕いて作る天然の絵の具です。

膠(にかわ)という、動物のコラーゲンを接着剤として、和紙に描きます。

秋の初めの草をたっぷりご用意してお待ちしています。

下絵はこちらでご用意もできますので、まずは日本画の絵の具を純粋に楽しみたい方にもどうぞ。

 

 

一般会費:各回 5,500円

メンバー会費:13,000円(1ターム3回分)

※一般の場合は講座当日、現金で頂戴しております。

メンバーの場合は銀行振り込みにて承ります。

 

 

材料や道具はアトリエで用意しています。

汚れても良い服かエプロンをご持参下さい。

​・10月、11月、12月のおとな図工室
「秋から冬へ向かう時間」

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 10 暗い色で染める ログウッドで板染めの会

       10/22(火) 10:00~13:00

  付属するもの:今回の染め方手順書

         季節のハーブティー

   持ち物:染めたい布100g程度、エプロンまたは汚れても良い服装、ゴム手袋、手拭きタオル、持ち帰り用のビニール袋、軽食

         

  

 〇11月  つき板のアドベントスター作り 

       11/20(水) 10:00~12:30 

  付属するもの:作り方の手順書

          季節のハーブティー

   持ち物:エプロンまたは汚れても良い服装、持ち帰り用の袋

 〇12月  森のリース作り   身近な草木で作る

    12/4(水) 10:00~12:30 

   付属するもの:リース作りの手順書

          季節のハーブティー

   持ち物:エプロンまたは汚れても良い服装、持ち帰り用の大きめ紙袋

                                

            

 秋分を迎え、日の長さが短くなっていきます。

植物は実りと種のシーズンです。

広げていた葉を落とし、次の世代へのエネルギーを蓄えます。

人間も、心静かに、より自分自身の内側に意識が向かう時期です。

10月は暗い色を染めると題して、染料として使われるログウッド(アカミノキ)から​

紫色をいただきます。

ログウッドはマメ科の低木でメキシコを原産とします。

アメリカの原住民族が伝統的に使用していた染料で、日本でも黒染めの染料として使われました。

暗い色を生かして、板で挟んで模様を出す、板染めをします。

何種類かの形の板をご用意します。

時間が長いため、軽食をお持ちください。

11月はくるみの木のつき板を利用して、下処理、カットして編み、クリスマス前の窓辺を飾る

アドベントスターを作ります。

木目の織り成す造形が美しいです。

つき板は、木を薄くスライスし、裏から特殊な和紙を貼ったもの。

職人さんが1枚ずつ作る手仕事です。

こちらを使って、じっくりと手元に集中して、木に触れる時間です。

​デザインは毎年違うものを考えています。

写真は前回のものです。

今年のデザインも、どうぞお楽しみに。

12月は,森のリース作りです。

アトリエ庭では、イブキ、ユーカリ、ミモザなど、冬のリースのベースにするための植物を育てています。

今年もモリモリ元気に大きくなりました。

ここへ身近な場所で拾える木の実や草をたっぷり使って、まるで森の中のような冬のリースを作ります。

リース台は毎年藤つるで講師が作ります。

麻紐だけで留めていくので、楽しんだ後は紐を解いて、すべて土に還る循環するリースです。

半年ほどかけて、アンティークのようなブロンズカラーへ変化していきます。

​草の香りに包まれる幸せなひとときです。

出来上がりサイズは、約30cm程度

もの作りが好き、絵を描いてみたい、

暮らしのものを自分で作れるように、直せるようになりたい

草木の知識、のこぎり、電動ドライバー、糸鋸、様々な画材の知識を深めたい

​そんな方へ

おとな図工室・こども図工室の記録はこちら!
​アトリエノート

​​-おとな図工室ができるまでのこと- 

 講師の私自身、子育てや夫の仕事のサポートなど日々に追われ、もともと生活時間のほとんどを消耗することや消費することに使っていました。

美味しいものを購入して食べたり、好きな雑貨を買って一時的には満足感を得ることはできましたが、なんだかさみしい。

そして、余裕が無く、あれも出来ない、これも買えない、と

悲観していた気がします。

 

もともと作ることが好きだったので、試しに簡単な子どもの服を縫ってみたら、出来映えは拙くても、世界に一つの可愛い服ができました。

必要なものが、自分でデザインして作れることが楽しくて、子ども服、自分の服やバッグ、カーテン、テーブル、棚、おままごとキッチン、時計、体を整えるもの、家の修理、季節の保存食まで、興味を持ったら少しの時間を使って何でもチャレンジしました。

行き当たりばったりなので、たくさん失敗もしました。

でも気がついたら、消費することが以前より減って、その代わりに生み出すことが生活の一部になっていました。

身近な素材で手仕事することは、カーボンフットプリントも、ゴミも少なく、直して使ったりもでき、環境にも優しいことが分かりました。

自分でああでもない、こうでもないと考えながら作ったものが少しずつ増えていくのは、心地よく、豊かだな、と思っています。

 

楽しみながら、小さなところから、このスペースに合う棚が欲しい、とか、色褪せてしまった服を染め重ねて、もう一度着てみる、手紙に絵を添えてみる、など、

日々のごはんを作るように、肩肘張らずに自身の暮らしのものを作ったり、描いたりする時間を暮らしの中に取り入れてもらいたい。という思いからおとな図工室を開きました。​

-どんなことをするの?-

 おとな図工室では、主に、身近な「紙」「木」「布」を素材として手仕事をします。

​そしてたまに「草」も。

もの作りの基本のデッサンを通して、作りたいものや描きたいものを具体的にすることを学びます。

和紙を張り子にして立体にすることを学んだり、

木工ではスツールを作ったり、カトラリーを作ったり、

ご自身や家族が本当に欲しいもの、使いたいものを、形、色、思いを巡らせ、創ります。

草木染めでは自然から頂く色を感じたり、布に絵を描いたり、

自宅のDIYや大切なものの修理など、職人さんや作家さんを育てる場所ではありませんが、

自分や家族のために、身近で暮らしにより沿った手仕事をする会です。

それぞれの素材と道具の扱い方が分かって、だんだん、これって買わなくても作れるかも。と思うようになればしめたもの。

暮らしに必要なものを自ら作るヒントになればと思っています。

また、描きたいもの、作りたいものを手助けします。​主に、木、紙、布にまつわるもの、ご相談ください。​

ーおとな図工室はこんな方へお勧めしますー

●作ること、描くことが好き

●自分の暮らし、身の回りのものを自分で作れるようになりたい

●草木花が好き

​●消費する暮らし方を変えてみたい​​

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